特性と技術仕様

LLMアプリケーションの技術スタックに精通している方々にとって、このドキュメントはDify独自の強みを理解するための近道となります。これにより、的確な比較と選択が可能になり、同僚や友人への推奨もしやすくなるでしょう。

Difyでは、製品の仕様に関する透明性の高いポリシーを採用しています。これにより、製品を十分に理解した上で意思決定を行うことができます。この透明性は、技術選定に役立つだけでなく、コミュニティのメンバーが製品をより深く理解し、積極的に貢献することを促進します。

プロジェクトの基本情報

プロジェクト設立

2023年3月

オープンソースライセンス

公式開発チーム

15名以上のフルタイム従業員

コミュニティ貢献者

バックエンド技術

Python / Flask / PostgreSQL

フロントエンド技術

Next.js

コードベースサイズ

13万行以上

リリース頻度

平均週1回

技術特徴

LLM推論エンジン

Dify Runtime(v0.4以降、LangChainを除去)

商用モデル対応

10社以上(OpenAIとAnthropicを含む)

新しい主要モデルは通常48時間以内に対応

MaaSベンダー対応

7社(Hugging Face、Replicate、AWS Bedrock、NVIDIA、GroqCloud、together.ai、OpenRouter)

ローカルモデル対応

6(Xoribits[推奨]、OpenLLM、LocalAI、ChatGLM、Ollama、NVIDIA TIS)

OpenAIインターフェース標準モデル統合

マルチモーダル機能

音声認識(ASR)モデル

GPT-4o水準のリッチテキストモデル

内製アプリタイプ

チャットボット、チャットフロー、テキスト生成、エージェント、ワークフロー

Prompt-as-a-Serviceオーケストレーション

高評価のビジュアルオーケストレーションインターフェース、プロンプトの編集と効果のプレビューを一箇所で実行可能

オーケストレーションモード

  • シンプルオーケストレーション

  • アシスタントオーケストレーション

  • フローオーケストレーション

プロンプト変数タイプ

  • 文字列

  • ラジオボタン列挙型

  • 外部API

  • ファイル(2024年Q3にリリース予定)

エージェント型ワークフロー機能

業界をリードするビジュアルワークフローオーケストレーションインターフェース、ノードデバッグはライブ編集可能、モジュール式DSL、ネイティブコードランタイムを提供。より複雑で信頼性が高く安定したLLMアプリケーションの構築に対応

利用可能なノード

  • LLM

  • 知識取得

  • 質問分類器

  • 条件分岐

  • コード実行

  • テンプレート

  • HTTPリクエスト

  • ツール

RAG機能

ビジュアル化された画期的なナレッジベース管理インターフェースを提供。チャンクのプレビューやリコールテストをサポート インデックス方式

  • キーワード

  • テキストベクトル

  • LLMによるQ&Aセグメント化

検索方式

  • キーワード

  • テキスト類似度マッチング

  • ハイブリッド検索

  • N選択1(レガシー)

  • マルチパス探索

回答精度の最適化

  • ReRankモデルを使用

ETL技術

TXT、MARKDOWN、PDF、HTML、XLSX、XLS、DOCX、CSV形式の自動的クリーニングをサポート。Unstructuredのサービスによる最大限のサポートを実現

  • Notionのドキュメントをナレッジベースとして同期可能

  • ウェブページをナレッジベースとして同期可能

対応ベクトルデータベース

Qdrant(推奨)、Weaviate、Zilliz/Milvus、Pgvector、Pgvector-rs、Chroma、OpenSearch、TiDB、Tencent Vector、Oracle、Relyt、Analyticdb, Couchbase

エージェント技術

ReAct、Function Call

ツールサポート

  • OpenAIプラグイン標準のツールを呼び出し可能

  • OpenAPI Specification APIを直接ツールとしてロード可能

内蔵ツール

  • 40種類以上(2024年Q2時点)

ログ機能

あり、ログに基づくアノテーション

アノテーション返答

人間がアノテーションしたQ&Aペアに基づく類似度ベースの返答 モデルのファインチューニング用データ形式としてエクスポート可能

コンテンツモデレーション

OpenAI Moderationまたは外部API

チームコラボレーション

ワークスペース、複数メンバー管理

API仕様

RESTful、ほとんどの機能をカバー

デプロイ方法

Docker、Helm

Last updated