Dify Marketplaceへの公開
このガイドでは、Dify Marketplaceにプラグインを公開する完全なプロセスを詳細に説明します。PRの提出、審査プロセス、公開後のメンテナンスなど、主要なステップと注意事項を含みます。
Dify Marketplaceは、パートナーやコミュニティ開発者からのプラグインの登録申請を歓迎します。あなたの貢献は、Difyプラグインの可能性をさらに豊かにします。このガイドでは、明確な公開プロセスとベストプラクティスの推奨事項を提供し、あなたのプラグインがスムーズに公開され、コミュニティに価値をもたらすことを目指します。まだプラグインを開発していない場合は、プラグイン開発入門ガイドを参照してください。
以下の手順に従って、GitHubコードリポジトリでプラグインのPull Request(PR)を提出し、審査を受けてください。承認されると、プラグインは正式にDify Marketplaceに公開されます。
プラグインの公開プロセス
Dify Marketplaceへのプラグイン公開には、以下のステップが含まれます:
- プラグイン開発者行動規範に従ってプラグインの開発とテストを完了します。
- プラグインプライバシーデータ保護ガイドラインに従ってプラグインのプライバシーポリシーを作成し、そのプライバシーポリシーのファイルパスまたはURLをプラグインの一般仕様定義に記述します。
- プラグインのパッケージングを完了します。
- Dify Pluginsコードリポジトリをフォークします。
- Organizationディレクトリを作成し、Organizationディレクトリ内にプラグイン名ディレクトリを作成し、プラグインのコードとpkgファイルを対応するプラグイン名ディレクトリにアップロードします。
- GitHubのPRテンプレートのコンテンツ形式に従ってPull Request(PR)を提出し、審査を待ちます。
- 審査に合格すると、プラグインコードはMainブランチにマージされ、プラグインは自動的にDify Marketplaceに登録されます。
プラグインの提出、審査、登録のフロー図:
注: 上図のContributor Agreementはプラグイン開発者行動規範を指します。
Pull Request(PR)審査期間中
審査担当者からの質問やフィードバックに積極的に対応してください:
- 14日以内に解決されないPRコメントは古いものとしてマークされます(再開可能)。
- 30日以内に解決されないPRコメントはクローズされます(再開不可、新しいPRを作成する必要があります)。
Pull Request(PR)審査承認後
1. 継続的なメンテナンス
- ユーザーから報告された問題や機能リクエストに対応します。
- 重大なAPI変更が発生した場合のプラグイン移行:
- Difyは事前に変更通知と移行手順を公開します。
- Difyのエンジニアが移行サポートを提供できます。
2. Marketplace公開ベータテスト段階での制限
- 既存のプラグインに破壊的な変更を導入することを避けてください。
審査プロセス
1. 審査順序
- PRは先着順で処理されます。審査は1週間以内に開始されます。遅延がある場合、審査担当者はコメントを通じてPR作成者に通知します。
2. 審査の重点
- プラグイン名、説明、設定手順が明確で指導的であるかを確認します。
- プラグインの一般仕様定義が形式仕様に準拠しており、有効な作成者の連絡先情報が含まれているかを確認します。
- プラグインの機能性と関連性
- プラグイン開発ガイドに従ってプラグインをテストします。
- Difyエコシステムにおけるプラグインの用途が合理的であることを確認します。
Dify.AIは、プラグイン提出の承認または拒否の権利を留保します。
よくある質問
- プラグインがユニークであるかどうかをどのように判断しますか?
例:Google検索プラグインが多言語バージョンを追加しただけの場合、既存プラグインの最適化と見なされるべきです。しかし、プラグインが顕著な機能改善(バッチ処理の最適化やエラー処理など)を実現している場合は、新しいプラグインとして提出できます。
- 私のPRが古いものとしてマークされたり、クローズされた場合はどうすればよいですか?
古いものとしてマークされたPRは、フィードバックを解決した後に再開できます。クローズされたPR(30日以上経過)は、新しいPRを再作成する必要があります。
- ベータテスト段階でプラグインを更新できますか?
はい、ただし破壊的な変更を導入することは避けるべきです。
関連リソース
- プラグインの公開 - さまざまな公開方法を理解する
- プラグイン開発者行動規範 - プラグイン提出規範
- プラグインプライバシーデータ保護ガイドライン - プライバシーポリシー作成要件
- ローカルファイルとしてのパッケージ化と共有 - プラグインのパッケージ化方法
- 一般仕様定義 - プラグインメタデータ定義