開発ツールの初期化
このドキュメントでは、Difyプラグイン開発を開始する前に必要な準備作業について詳しく説明します。これには、Difyプラグインのひな形ツール(dify-plugin-daemon)のインストールとPython環境(バージョン要件≥3.12)の設定の完全な手順が含まれます。また、さまざまなタイプのプラグイン開発の参考リンクも提供しています。
Dify プラグインを開発するには、以下の準備が必要です。このドキュメントは、プラグイン開発を開始するための最初のステップです。
- Dify プラグインのひな形ツール
- Python 環境、バージョン ≥ 3.12
Dify プラグイン開発のひな形ツールは
dify-plugin-daemon
とも呼ばれ、プラグイン開発 SDK と見なすことができます。
1. Dify プラグイン開発のひな形ツールのインストール
Dify Plugin CLI プロジェクトのページにアクセスし、最新バージョンとお使いのオペレーティングシステムに対応するツールをダウンロードしてインストールしてください。
この記事では、Mシリーズチップを搭載した macOS を例に説明します。dify-plugin-darwin-arm64
ファイルをダウンロードした後、実行権限を付与します。
以下のコマンドを実行して、インストールが成功したかどうかを確認します。
「Apple では確認できませんでした」というエラーが表示された場合は、「設定 → プライバシーとセキュリティ → セキュリティ」 に移動し、「このまま開く」ボタンをタップしてください。
コマンドを実行した後、ターミナルに v0.0.1-beta.15
のようなバージョン情報が返されれば、インストールは成功です。
💡 ヒント:
システム全体で
dify
コマンドを使用してひな形ツールを実行したい場合は、このバイナリファイルの名前をdify
に変更し、/usr/local/bin
システムパスにコピーすることをお勧めします。設定完了後、ターミナルで
dify version
コマンドを入力すると、バージョン情報が出力されます。
2. Python 環境の初期化
詳細については、Python インストールチュートリアル を参照するか、LLM にバージョン ≥ 3.12 の Python 環境のインストールについて質問してください。
3. プラグインの開発
さまざまな種類のプラグイン開発の例については、以下の内容を参照してください。
- ツールプラグイン開発ガイド - Hello World 入門チュートリアル
- モデルプラグイン開発ガイド - 新しいモデルへの迅速な統合
- Agent戦略プラグイン開発ガイド - カスタム推論戦略の作成
- 拡張プラグイン開発ガイド - Webhook を介した外部サービス統合の実装
- プラグインのパッケージ化とリリース - プラグインの公開
次のステップ
- Dify プラグイン開発:Hello World ガイド - 最初のプラグイン開発を始める
- プラグイン開発チートシート - 一般的なコマンドと概念の理解
- 一般仕様定義 - プラグインのメタデータ設定を学ぶ